☆世界で最も幸せな島!


世界で最も地球にやさしく、幸せに暮らす国は…南太平洋の島、バヌアツ共和国だそうです。
新聞にこんな記事が載っておりました。
英国の財団と国際NGOが独自の「幸せ地球指標」というのに基づいて世界178カ国をランク付けしたようで、指標は各国の世論調査に基づく「暮らしの満足度」に「平均寿命」を掛け合わせた指数を「環境への負荷」で割って算出したそうで、「自然環境を害することなく、どれだけ幸せに暮らしているかを示す新しい指標」だそうです。

当然ながら先進国は上位ではないだろうな~と思ってみると、正にその通り!
日本は95位、アメリカは150位。最下位はジンバブエでした。
ジンバブエは独裁政権が続き、貧困とエイズに苦しんでいます。こ国の最下位は本当に世界の悲劇としても、日本とアメリカの結果は反省させられます。要するに「幸せ」の定義がバヌアツとは明らかに違うと言うことです。物に囲まれ、便利さを享受し、その反面、自然に多大なる負荷をかけているということですね。

こうのような問題を考えるときに日本は良いポジションにいると考えます。アメリカは「世界一」という面子にかけて進み続けるでしょうし、中国やロシアといった大国はこれからが経済の伸び盛りで、どんなに公害や物欲の負の面を説いてみたところで聞く耳は持たないでしょう。日本人もかつての高度成長期はそうでしたし、本当はそれでは困るのですが…。

ですが日本は今、経済成長も一段落し、バブルも経験し、物に溢れ、ほとんどの国民が好きなときに好きなものを食べられる、「もし地球が100人の村だったら」でいう世界で最も裕福な一人になったわけですから、ここが「幸せ」に対する考え方の良い転換期だと思います。
人は「衣食足りて礼節を知る」と言いますが、本当は「衣食足りて欲望が膨らむ」が正解でしょう。地球上で類をみない経済発展をし、物質的幸せを享受した日本。そこまで行った国だからこそ考えられることもあるのです。「物がある幸せ」から「地球とともに暮らす幸せ」を考えても良いころだと思います。

日本は世界に対し、戦争や核兵器の恐ろしさを伝えられる国です。
公害の恐ろしさや自然環境回復の難しさを伝えられる国です。
経済成長の反面、心を失うことの悲しさを伝えられる国です。

今後はそのような使命を持って世界をリードして行けたら素晴らしいのに…と思います。
今、日本人に必要な資質は地球規模で世界を見つめる心。まさにこれだと思います。