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霊と生体エネルギー 【ベルメウスの時代 Vol.3】

私がスピリチュアルな仕事に関わるきっかけとなる、初めてチャネリングをしたときからの記録を書籍にまとめた原点となる一冊です。ここからすべてが始まりました。

加筆しながら公開いたします。

 

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霊とは「生体エネルギー」のこと

 

 生体エネルギーは現状、皆様の多くの方が〝霊〟という言葉によって認識している存在ですが、現在地球上における「人間という生命体」の中でより正確に理解をするならば次のようになります。

 

 「人類は物質部分の肉体と、それを司るエネルギーである生体エネルギーを持っていて、この二つが同時に存在している時、これを通常〝人間〟と呼んでいるのです。」

 

 ですから、この生体エネルギーを失った肉体を死体と呼んでいますし、また肉体を失った生体エネルギーを普通〝霊〟と呼んでいるのです。

 

 この様な意味から、地球上においては肉体であっても生体エネルギーであっても、別々ではどちらも完全な人間とは言えません。

 いわば半人間ということになるでしょう。

 

 特にご注意をいただきたいのはこの点で、必要以上に〝霊〟というものを重要視する事の危険性と誤解をご理解いただきたいのです。

 

 この様な理由からここでは、その性質をより正確に表現する為〝霊〟を〝生体エネルギー〟と呼ぶことにします。

 

生体エネルギーの発生

 

 Aさんという人物がいます。

 そのAさんには自分自身をコントロールする中心となる霊=生体エネルギー(特に他と区別してメイン・コントローラーと呼びます)が存在します。

 

 この生体エネルギー(メイン・コントローラー)はAさんが胎児として母体に宿った瞬間に発生します。

 つまり受精が行われ、二つの個別の性質を持った細胞が、まったく新しい個性としての胎児として細胞分裂を始めた時に、エネルギーも、〝新しい生体エネルギー〟としての存在を主張し始めます。

 

 Aさんとして、その肉体とともに活動を始めた生体エネルギーは徐々にその個性を発揮し、ある特定の周波数を発生させ始めます。

 これが人間における個性の基本となるものです。この周波数は各種生命体によって波長または周波数帯がそれぞれ違っています。

 

 この周波数の違いが大変重要な要素となっていますの覚えておいて下さい。

 

 いよいよAさんが母体を離れ(出産)、一個人としての生き始めた時、Aさんと同じ周波数を持つ、すでに過去において肉体を失った(死んだ)、他の生体エネルギーがAさんに合体し、Aさんの新しい生体エネルギー(メイン・コントローラー)を中心に一つの肉体の個性として新しい生活をはじめます。

 

一人の人間には「多くの生体エネルギーが合体」している

 

 つまり、一人のAさんという肉体に、その周波数が同調する数多くの、それはとても数えきれない程の「霊=生体エネルギー」が存在しているのです。

 

 このことが、すべての霊現象などの基礎となっています。今までの考え方とちょっと違います。

 したがって、今現在地球上に存在している皆様の一人ひとりには、「過去に肉体を失った、数多くの人々の生体エネルギー(=霊)が合体している」ということになります。

 

 この事は通俗的な単語を使うならこの合体する現象を〝霊が取り憑く〟という言葉によって理解される事でしょう。

 しかし、ここには大きな認識の誤りがあります。

 

 通常、〝取り憑く〟というと、私たちの肉体に、「何か過去の因縁を持つ悪霊が現代において障いをもたらそうとして作用する」と思われがちです。

 又、反対に、「先祖の霊が守護霊としてあなたを守っている」などという話もよく聞きますが、これらは本当なのでしょうか。

 

 これらはチャネリングによって明確に定義されています。

 

 このような〝取り憑く〟とか〝守護霊〟などといういうイメージを作り出している今までの解釈は本当なのか、ということになりますが、この事にお答えするならば、ある一部ではイエスであり、全体的にはノーである。ということになります。

 

 どこがイエスであり、どこがノーなのか。

 この解説については後述するとして、ここでは始めの部分で説明いたしました、生きている人間に複数の生体エネルギー(霊)がついているということについて、もうしばらく説明したいと思います。

 

to be continued