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生体エネルギーの意識【ベルメウスの時代 Vol.13】

本当の「成仏」とは

 

 いままでいろいろとお話ししてきましたが、合体=転生輪廻には、この「周波数の一致」が必要です。

 

 とすれば、一致する周波数を持つ肉体が存在しない生体エネルギーはどうなっているのでしょう。

 

 当然、「合体は行われず」に空間に存在し続け、周波数の一致する生体エネルギーをメイン・コントローラーに持つ肉体の誕生を待つことになります。

 

 一般的には、この合体前の生体エネルギーを「成仏していない」と表現することが多いようですが、この「成仏していない」という言葉には、その人が何かこの世に想いを残しているから転生輪廻が出来ない、というようなイメージがつきまとっています。

 しかし、本来はそうとばかりは言えません。

 

 何故ならば、転生輪廻が出来ない理由には、明らかに次の二つの理由があるからです。

 

 その一つが、今、ご説明してきました「周波数の一致する生体エネルギーをメイン・コントローラーに持つ肉体が誕生していないことで合体が出来ない」、ということで、これが転生輪廻出来ない理由のほとんどであるからです。

 「成仏していない」という言葉のイメージのもとになっている、生体エネルギーの意識的な働き(想いが残る、恨みの念など)で転生輪廻が出来ないということは全然ないわけではありませんが、ほとんどありません。

 でも確かに理由のもう一つの側面として、生体エネルギーの意識の問題も一部には存在している場合もあります。

 この辺がエネルギー現象の難しいところです。

 

 次に、その生体エネルギーの意識の問題を説明しましょう。

 

③生体エネルギーの意識

 

 古くから霊というものは“祟る”、“呪う”、“化けてでる”、“怨む”等々といわれていますが、はたして本当に生体エネルギー自身にそんな力はあるのでしょうか?

 

生体エネルギーに意識はある

 

 それでは、生体エネルギーに意識はあるのでしょうか。

 

 以前に転生輪廻=合体は「意識的に、その相手方の肉体を自由に選ぶことは出来ない」と説明いたしました。

 確かに合体をする上で、過去の生体エネルギーが現在生きている肉体を自由な意思によって選ぶことはほとんど出来ません。

 しかし、その意思によって人間に影響を与えることは出来ることがあります。

 そういう意味において生体エネルギーに意識はある、と言えるのです。

 

 人間は、「肉体と生体エネルギーが同時に存在する事によってのみ“生きている”といえる」のは既にお話ししたとおりです。

 

 通常、人間の思考には脳によって行われていますが、その思考パターンなどは、常に生体エネルギーにも反映され、頭脳と同時にすべてを感じているものです。

 この「生体エネルギーの意識」の問題は、チャネリングの中でもかなり重要な部分になっていて、人が生きてゆく上で大きな影響をもたらす事柄です。

 

 この生体エネルギーの意識程度を理解する事は、皆さんの気持ちの中で、今まで古今東西語り継がれてきた霊界や霊の解釈に大きな疑問を投げかけ、それらの既成概念との考え方の違いが、人の生き方、社会の基準をも大きく変えてしまうことになるのです。

 

 このあたりが「チャネリングの驚異!」といえるのかも知れません。