☆人間は肉体を必要としなくなるか!?
チャネリング情報は人間の進化について次のように教えてくれました。
「人間はその進化の最高段階に近づいていくと、肉体は必要でなくなる」と。
これはどういうことかといえば、ここでいう「人間」とは、地球上の人間だけを指すのではなく宇宙全体における「人類という種」を指します。そして、その進化の到達点は人類が到達する最終的な、そして最高の進化階級を意味しています。
人間が肉体を必要としなくなる……。
これは今現在、地球上の人の生体エネルギーは肉体がなければ生存できないのとは違い、その生体エネルギーそのものが本来の姿として生存することです。肉体のないエネルギーだけで生きられる生命です。
しかし、現在の地球上における人類は、まだ肉体が必要です。ですから地球の人間は、宇宙的な進化過程においては、まだ途中の段階にあるといえるのでしょう。
この進化の段階、どの段階まで進化しているかということが「生体エネルギー(霊)の意識」に非常に深く関わっているのです。
普通、一般的に霊について語られるとき、それはまったく通常の人間と同じように扱われることが多いようです。
それは、「霊がああ言った、こう言った」「夢枕に立ち、このようにお告げをした」「怨みをはらす為にはどうこう」等々といったことです。
このようなことから地球上の生体エネルギーが、普通の人間と同じようにはっきりとした意識を持っていると思われがちですが、実は人間の生体エネルギーには、そこまではっきりとした意識はないのです。
生きていた時のすべての記憶、感覚が完全に残っている訳ではありません。何故なら「記憶装置」ともいえる脳(肉体的部分)がなくなっているからです。
これは先にお話しした、人間の進化の段階に起因するものです。
人間は最高到達点まで進化すれば、肉体は必要ではなくなるので、記憶、感覚のすべては生体エネルギー自身が直接受け取り、感じることになります。ですから、完全なる記憶と感覚が生体エネルギー自身が得られますが、進化の途中で、まだ肉体が必要な人類ではそうはいきません。
地球の人類のように肉体がある限り、生体エネルギー自身は完璧な記憶、感覚は持てないというのが本質なのだと教えられました。
そしてそれが自然なことなのでしょう。
ですから生体エネルギーが完全に生前の意識を持ち続けて転生輪廻していくのは不可能です。
生体エネルギーは生前の記憶や感覚の一部、または、特に印象の強かった事柄、特に忘れられない事柄などしか記憶として備えていない事がほとんど……というのが実情のようです。
ここから考えると今まで言われている「霊現象」や「スピリチュアル現象」は随分違ったものに見えて来ることにお気づきになるでしょう。