テレパシー【ベルメウスの時代 Vol.31】

テレパシー能力

 

 もう一つ、進化した「第9段階の人々」の特徴としてあげられるものがあります。

 意思伝達の方法です。

 地球人が言語によって意思疎通を行うのに対して、彼らは「テレパシー」でコミュニケーションを行うようです。

 

 肉体がない、すなわち音声がないので、当然ながら声による意思の伝達は行われません。地球人がこの能力を充分に使えるとしたなら便利なような不便なような……。

 何故なら本音と建て前というような使い分けが出来なくなります。思ったことがダイレクトに相手に伝わります。

 またテレパシーによる情報の伝達スピードは非常に早いものです。

 

 今、皆さんにお伝えしているさまざまな「チャネリング情報」などは、情報を得るのに必要な時間は正味「数十秒」でした。

 しかし、これを皆さんにお伝えするために記述するのにはいくつかの項目だったとしても数十日がかかってしまいます。

 現代の感覚で言うと、「書籍一冊分のデータをPCに保存するとしても、それはほんの一瞬で終わります。でもそれを書き出して読む、となると相当の時間がかかってしまう!」……こんな感じです。

 

 この情報伝達スピードの違いは、人間の発達に大きな差となることは容易に想像出来ることでしょう。

 

 「完成期」の人間は、このような特徴を持つために、破壊的な思考や非建設的な考え方を持ちにくいのです。

 

 それは自分の考え方が相手方に瞬時に伝わってしまうからで、破壊的な考えや非建設的な思いを持っていると社会の中で危険視され、共存が出来なくなってしまいます。

 もちろん、このような能力は相手の意見を故意に読み取ろうとした時だけ使えるもので、普段は他人の思考の中に入り込むことはしません。

 

 その辺の制御力こそが、地球人とは決定的に異なる、長い年月をかけて成熟を重ねてきた生命の特徴ということです。

 彼等が純粋に存在のための思考や、人間の幸福な生存を考えられるのは、こんな特徴を持っているからなのです。

 

「光の人類」=完成期の「心のありかた」

 

 皆さんに知っていただきたかったのは、このような特徴の違いです。

 

 前章において、心はイコール「完全なる思考」である。

 心=「第九段階まで達した生体エネルギーの判断基準である」とお話ししましたが、お伝えしたかったことはここにあります。

 

 宇宙的な意味での「心」というものは、「道徳的な判断」なのではなく、「進化した人たちの考え方から来ている」ということです。

 

 視点を変えて「心」について考えてみましょう。

 肉体を必要とする人間の場合、さまざま「欲」、つまり肉体を維持するための行動原理などに気持ちが支配されます。エネルギーさえ維持していれば生存できる! という進化段階ではありません。

 

 それでは、地球人は純粋な「心」を持てないのでしょうか。

 

 持ちにくいことは確かでしょう。

 だからこそ、その昔にチャネリングを行って、進化した人間たちと触れ合ったであろう宗教の「開祖」たちは、そんな進化した人間たちの判断基準を取り入れようとしたのだと思います。


 私たちは「純粋な宇宙的な心」は持ちにくいかもしれません。それでも完成期の人々から学ぶことは出来ます。

 地球人類が自分たちの進化段階で「出来ること」と「出来ないこと」を分かった上で、出来るだけ第九段階の判断力を学ぶという姿勢があれば、「宇宙的な心」の基準に一歩でも近づけるのではないかと思っています。

 

 ですから、いま、こんなチャネリング情報をご紹介しています。

 

 「心」=「判断基準」というと抵抗があるかもしれません。

 ですが、判断は頭脳の思考だけで行うものではありません。

 親が子を愛するのも本能的な心の判断であり、人間同士慈しむのも、人を愛するのも、自然を慈しむのも、ごく自然な人間の心の判断によって行われるのです。

 

 それは私達人類が、いつかは到達する人間と云う生命の完成形の片鱗を持っているから……ということをチャネイリングは教えてくれました。