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オーラの進化について【ベルメウスの時代 Vpl.34】

5 宇宙転生

 

 ここまで、宇宙における人間の進化レベルについてお話ししてきました。

 今までのお話しで、皆様も人間の生命システムや、「霊」といわれる生体エネルギーの本質についておわかりいただけたことと思います。

 

 次に、進化レベルが一段進むためには、どのような要素が必要なのかチャネリング情報から考えてみることにしましょう。

 

進化の仕組

 

 人間が段階を経てじょじょに進化してゆくとき、そこには進歩とは違った、単に学んだだけでは得ることの出来ない根本的な変化が見られます。

 その変化を、段階ごとに比べてみることにしましょう。

 

 第一段階の「創成期」においては、その存在は人間の「もと」ではあるけれども、まだ人間としての形も特徴も備えていない段階です。

 第二段階の「動物期」に入ると、ここでもまだ人間としての特徴は備えていないけれども、「創成期」とはまったく違った形態と行動を伴ってきます。

 地球上でいうならば、「海の中のアメーバ」と「陸に這い上がってきた将来人間に進化してゆく動物」との違いといえば分かりやすいでしょうか。

 第三段階の「人化期」に至るとどうでしょうか。

 知識の蓄積が明らかに「人間的」になってゆきます。そして人間としての認識が増し、文明、文化が芽生え始めます。

 

 それでは何故、動物的な生命であったものが、人間的な特徴を顕著に現わし始めるのでしょうか。

 

 そこには何か大きな鍵があるはずです。

 

宗教の発生、そしてスピリチュアルな能力へ……

 

 第四段階の「意識期」になると、人間は「内なるもの」の存在を意識するようになります。

 

 物を崇めるという段階であった意識が発展し、宗教の発生がはじまります。

 人化期との大きな違いは、人化期が「物質的生活感」を中心としたものなら意識期の人間は「思想的生活感」の発生に目覚めることが挙げられます。

 

 各段階にはこのように、単に学問や知識、経験の蓄積だけでは到底得ることが出来ない決定的な差異が生じています。

 もう少し段階を追って、その差異を明らかにしてみましょう。

 

 第四段階が過ぎ、第五段階の「体成熟期」に進化すると、生体エネルギーの肉体に与える影響力が増してきます。

 それは精神的な部分の能力が顕著に現れることによって判ります。

 それがテレパシーと呼ばれる能力であり、また生体エネルギーによる自己治癒能力の増進などに代表されるスピリチュアル能力と呼ばれる数々の現象です。

 「意識期」において、これらの能力は「超」能力かもしれませんが、「体成熟期」になると、通常の能力として多くの人が実感するようになります。

 

 第六段階の「体後期」は、ほとんどの部分において「体成熟期」と同じようなものですが、ここでの違いは生体エネルギーのバランスが「肉体を上回り」、肉体の存在の意味は非常に限られてゆきます。

 皆様は映画の「E・T」という作品をご覧になったことがあるかもしれません。エキストラ・テレストリアル(地球外生物)の頭文字をとって「E・T」です。

 E・Tの姿を覚えていらっしゃる方はお判りだと思いますが、知性が高まったために頭でっかちで、肉体は退化し、生存に必要な部分だけが辛うじて残っているにすぎません。あれはあくまで映画の中の表現なのかも知れませんが、第六段階「体後期」の人間は、もしかしたらあのE・Tのような姿かも知れません。

 

 体後期においてはその精神的能力は現在の地球人では及びもつかないほど進んだものであり、意識を遠くにとばすテレポーテーションと呼ばれる能力も現れてくるようですが、まだ肉体を持つ人間であることには変わりはありませんから、肉体を含めた自分という存在そのものをテレポートさせることはなく、生体エネルギーの移動だけに限られます。