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地球のこれから【ベルメウスの時代 Vol.38】

第三章   進化への旅 ―人類大変革の時―

 

 第一章では地球の、「人間の転生輪廻」を、そして第二章では「宇宙転生」についてお話しして来ました。

 人間のおよびもつかないところで、またあなた自身の中でも宇宙のシステムに沿った素晴しいメカニズムが働いていることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

 この第三章においては、何故、今皆さんこんな宇宙のシステムをご紹介し、生命の原理を明かしてゆく必要があるのか、チャネリングは何のために届けられているのかについて少しお話しして行きたいと思います。

 

1 地球は今……

 

 第二章で、人類という生命には、その進化レベルに「九つの段階」があることをお話ししました。

 皆さんも地球上に生活し、生きている人間という生命体です。

 ですから皆さんにも、「宇宙のシステム」は当然働いています。

 ですから今、皆さんは、地球のために、そしてそれが皆さんそれぞれの生活のためになるということを「意識」して過ごしていただきたいと思います。

 

 そうすると、皆さんの「意識の力(オーラの力)」で、これから起こってくるさまざまな問題を回避することが可能となるからです。

 

 それらについてもう少し、お話しして行きます。

 

物質文明が花咲く地球

 

 宇宙を知るにはまず地球から!

 我々地球人のおかれている立場をまず始めに考えて行きたいと思います。

 

 第二章の「地球人の位置」のところでもお話しましたが、人類の進化レベル「九段階の区分」によって地球の人間を位置付けると、あなたは第四段階の「意識期」の人間に属しています。

 これは宇宙における人類の進化レベルでみれと、ちょうど1/3くらいのところに位置しています。

 

 この「意識期」の人間の大きな特徴は、「意識の中で、知性の占める度合いが非常に高くなってきている」ということが言えます。

 これは生体エネルギーレベルが高まってきているからです。

 

 「文化」という、直接生存には関わらないけれど、「楽しむ」という行為が大いに花開くのもこの段階の特徴と言われています。

 絵画、音楽、文学、哲学、宗教などなど…… 素晴しい文化の時代です。

 

 人間が歩む、壮大な宇宙的進化の旅の中で、この様な文化、文明の創造が活発に行われることはあまりありません。

 

 何故でしょうか。

 

 それは物質的な発展に大きな原因があります。

 人間の進化レベルの、「意識期」よりももう少し前の「人化期」あたりでは、人間は主にその「生存」がすべての目的となっています。「生きるために一所懸命な段階」と言えるでしょう。

 そのために、生きることに直接必要のない「文化的なもの」にはあまり意識がまわっていきません。

 そこにある食べ物を採っては食べ、獲っては食べ、という生活があります。

 しかし歴史と時間の中で、人間はじょじょに知識を身に着け、経験を重ね、いろいろな工夫を始めます。

 これが文明の目覚めとなります。

 そして、その中に「文化、文明」というものも目覚めてゆくのです。

 

 では何故、「意識期」では文化、文明の花盛りになってゆくのでしょうか。

 

「心」を忘れた文明の行く末は……

 

 これは、絵画、音楽、文学等すべての文化的なものも含めての情報の蓄積が、人間の頭脳以外の所で可能になってくるからです。

 つまり、生体エネルギーの意識が高まってくる段階になったということなのです。

 

 「意識期」においては物質文明がとても栄えます。

 地球に存在するすべての物質を駆使して人間達は「造り」、「作り」、「創り」まくります。

 体や心の赴くままに、さまざまなものを「つくり」出して行きます。

 

 そしてチャネリングによると、宇宙的な歴史の中では大変残念なことに、この「意識期」にある人間は、「このレベルで滅びることが非常に多い」ということです。

 

 それはどうしてなのか。

 それは「心の判断を忘れる」からのようです。

 ここで言う「心」とは、道徳観念に基づいた「悪いことはしてはいけない。欲張ってはいけない」といったレベルでの「心」ではありません。

 あなたは既におわかりでしょう。

 

 第二章でお伝えしたように、「心の基準」は明確です。

 

 人類の発展段階での第四段階「意識期」にある人間の侵しやすい間違いは、「生存の大前提たる自分の惑星を傷つける(生源保守に反する)」行為です。

 これを侵すことによって人類は明らかに滅亡の道を辿ります。

 

 地球人が悪いというわけではありません。

 「意識期」の発展段階にある人間が陥りやすい問題なのです。