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セルフ・ヒーリングのススメ

 今年も残すところ今月一ヶ月となりました。

 

 皆様も何かとあわただしくお過ごしなのではないでしょうか。今年もお仕事や人間関係でお疲れになっている皆様も多いことでしょう。「一年の計は元旦にあり」と言いますが、一年の疲れは年内に癒しておく方が良いと思います。

 

 まさに「終わりよければすべてよし!」。日本語には良い言葉があります。

 

 このあわただしい年末に、そのまま流されて過ごしていては疲れも取れません。

 ましてや忘年会などイベント事も多いこの季節。それらのスケジュールを逆手にとって「セルフ・ヒーリング」を行うことをお勧めします。

 

 巻頭コラムでも「意思の力」についてお話しをさせていただきました。

 すべてのスピリチュアル・パワーのスイッチは「意思」によってオン・オフされるからです。

 

 例えば「霊的感覚が強くて……」などと云う方がいらっしゃるでしょう。

 

 それが有効に使えれば良いのですが、コントロールが効かないと却ってやっかいなものです。

 そのような方々からよくご相談を受けるのですが、答えは、「それらを感じたくなければ、『感じたくない!』と強く思うこと」が基本です。

 反対にこの能力を積極的に使いたい場合には「使おう」と強く思う。

 

 その場合は多少の訓練が必要にはなります。

 

 この様に意思の力はとても大切です。

 「一年の疲れを癒し、断つ」方法ですが、やはり意思のパワーでコントロールすることが出来ます。

 

 ここでは主にエネルギー的疲れを癒す方法を中心にお話しして行きます。

 

 これには「音」「色」「食」を使うのが効果的です。

 この季節、街にはこの3要素が溢れています。これらは使い方一つで疲れが増したり、逆に癒されたりと正反対の効果があるので、ちょっとだけ工夫をしてみて下さい。

 

 まずは「音」。

 「静かに音楽を聴きなさい」というわけではありません。皆様も街に出る機会が増えることでしょう。雑踏の音が耳に入ってきます。

 その時にちょっとだけ意識をしてみて下さい。

 

 それらの音は聞きようによっては「雑音」ですが、人が発する活発なエネルギーも含んでいます。

 ですから「音を一つひとつ個別に意識せず、ひとかたまりにして聞く」ようにして下さい。オーケストラを聴くとき、楽器一つひとつを意識して聞くことはありませんよね。全体をまとめて音楽として認識しています。それに近い感じです。そうすると雑踏の音がパワーとなってあなたを包みます。

 

 次に「色」。

 これもこの季節、街に溢れます。

 今度は音と反対に、色を一緒くたで眺めるのではなく、「自分に合う色を意識しながら歩く」と良いでしょう。そうすると自然にバリアが出来て、自分に合う色だけからエネルギーがもらえます。

 

 最後は「食」です。

 もちろん暴飲暴食にはご注意を! 折角食べるなら、「出来るだけ旬の食べ物」を摂りましょう。

 食べ物も生命です。そのエネルギーが活発なものを摂ることが原則です。

 

 是非、実践してみて下さい。今年の疲れは今年のうちに癒しておきましょう!