よく、「努力をすれば願いは必ず叶う!」と言われます。
しかし、残念ながら現実は必ずしもそうとは限りません。
学校の進路指導などでも、「将来の仕事を見据えて学問の専科を選ぶように!」といわれることもあるようです。しかし現実には希望する会社に入れるとは限りません。
「したいこと」が必ずしも「出来ること」ではないこともあります。
外国人から日本人を見たときに奇妙に映ることが「就活」のようです。
それは「職種」を選ぶのではなく、「会社」を選んでいるからなのだそうで、会社に入った後に、さまざまな部署に配置されるなどということは彼らには考えられないことのようです。「日本人は就職するのではなく就社している」と言われる所以です。
初めは「なるほど!」と思いましたが、最近はこれも「日本人の柔軟性」であり、能力だと感じるようになりました。
「人はあきらめなけば必ず願いが叶う」と言います。
反面「人は諦めが肝心」とも言われます。
人生には必ずこの両面があります。
人は努力をしたからと言って必ず願いが叶うわけではありません。でも「やってみなければ何も始まらない!」というのは真理です。
実はこちらの「真理」が大切だと思います。
人には多くの才能が眠っています。
自分が頭で考えた「やりたいこと」だけでなく、とても多くの「出来ること」が隠れているのです。
私事ですが、私は学生時代から「音楽の道」を目指していました。そして現実に、あるコンテストに優勝し、プロへの道が開けました。有名なプロダクションへの所属も決まりました。でも、結果的にはその道を選びませんでした。
その時の気持ちを、今振り返っても不思議な思いです。「これ!」といった大きな理由がなかったのです。
「何となく選ばなかった」それが正解のように思えます。
次に社会に出てから「なりたかった仕事」は「青年実業家」です。
これは「仕事」ではないかもしれませんが、真面目に目指しました。経験を積むためにいくつかの会社で働きましたが、すべて倒産! 何人もの経営者の苦悩を目の当たりにしました。経営だけでなく人生には「運」も必要な事を痛感しました。
そんな中、自分の足の障害を通して目覚めたのがスピリチュアル世界でした。
それ以後30数年にわたり皆様と過ごしています。音楽を追求してたどり着いた先は、意図して望んだものではありませんでしたが、その後の人生は充実しています。
「何かを始めよう」とすると、あなたのアンテナからオーラが発信され始めます。
そうするとそのオーラは次々に広がって行き、いろいろな可能性へとあなたを導いて行きます。
そしてそれは「運」をも導くことがあります。
あなたの放つ「オーラ」にはこんな「力」があるのです。
あまり一つのことにこだわるのではなく、まずは「興味の湧いたことから始めてみる」ことが大切です。そうすると「思いもかけなかったこと」が実現することがあるのです。