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季節の移ろいを取り込む

 未来創学アカデミーには「予防健康学」という考え方があります。

 これは肉体と生命力に対してヒーリング効果を与えるいくつかの要素を考え、実践するものです。

 

 人は「肉体」という物質的な部分とともに「生命力」というエネルギーで出来ています。

 

このエネルギー部分を一般的には霊と言ったり、魂と言ったりし、アカデミーでは「生体エネルギー」と呼んでいます。

 

 この、人間を構成する二つの要素にヒーリング効果を与えるものを積極的に取り入れる生活をすることが大切だと考えています。

 これには三つのヒーリングがあり、

①食のヒーリング

②色のヒーリング

③音のヒーリング

 が代表的なものです。

 

 アロマ・セラピーなどの香りも大きな要素ですが、ここではすべてに含んで考えています。

 今年も季節が移ろい、夏の気配から、少しずつ秋の気配に変わって来ています。私たち人間も地球上で育まれている生物である以上、地球環境の影響を受けています。

 

 植物などが天候の影響を受けるのと同じく、私たち人間も例外ではありません。

 昨今「異常気象」という言葉も使われなくなるくらい「異常」が「日常化」してしまいました。生物の中でも比較的適応性が高い人間が感じるほど気象が変わってしまっているということは、かなりの激変が起きていると考えていいでしょう。これはこれで大問題ですが、ここでは身近なヒーリングを考えてみます。

 

 日本には四季があり、季節の移ろいを感じ取りやすいものですが、この移り変わりは人のエネルギーにも影響を与えます。

 その影響は良いものもあれば、悪影響もあります。

 

 春の芽吹き時に、人は不安定になります。そして秋には黄昏て「落ちた気分になる」人も多くなることでしょう。

 

 基本的にこれらの「気分」は自然現象ですので、あまり気にする必要はありませんが、これらは体調及び、エネルギーの不安定になる傾向を示す黄色信号と受け取ってもよいでしょう。

 この変調は主に年二回訪れ、春から夏、秋から冬にはあまり見られないようですから不思議です。「芽吹き」と「枯れ行く時期」の特長と言えます。

 

 さて、これからは夏から秋へと季節が変わる「変調の時期」に入ります。

 

 このような時期には、①②③のヒーリングを使って身心ともに安定させることが大切です。

 

 ①の「食のヒーリング」は読んで字の如くなのですが、特に大切なことは「季節の食べ物を楽しむ」ということ。旬の食材は香りも高く、エネルギーに富んでいます。秋の食材を大いに楽しみましょう。

 ②、③は、視覚・聴覚だけでなく、色や音が発するエネルギーによるヒーリングです。芸術の秋、絵画を鑑賞したり、音楽を聴いたり、そして紅葉の色を浴び、風の音を聞く。

 

 こんな自然と一体になったヒーリングも素敵です。すべてのヒーリングを身体全体で受け取って楽しみましょう。