太古から人は音と関わって来ました。
水や風や波の音に心を癒され、雷鳴や暴風に危険を感じ、自然との付き合い方を学んで来たことでしょう。雑踏の音に人々の熱気を感じ、自らも「音楽」という音を創造し、癒され楽しむように進化しました。
農作物や乳牛などに穏やかな音楽を聞かせると、より作物が良く出来たり、乳を良く出したりする、という話は数多く聞かれます。
第9段階にまで進化した、エネルギーとして生きる人間たちの職業はかなり限られますが、その数少ない仕事の中に「芸術家」というものが残っているのも音と人の繋がりを示すものでしょう。それでは何故、「人は音に癒される」のでしょうか。
それには二つの大きな要因があります。 一つは、人間は地球という惑星から生じたた存在ですから、地球の音は「生みの親の音」であり、本能的に親近感がある、ということ。
二つ目は、すべてのものには波動があるので、当然人間にも波動があるということで、その波動の周波数が音の波長に反応する、ということです。
人間の構造は、物質部分の「肉体」とエネルギー部分の「生体エネルギー」で出来ているということは、すでに以前より未来創学論の中でご紹介しているのでご理解は深いと思います。
肉体に必要な栄養素は食べ物などから取り入れますが、生体エネルギーへの供給は主に宇宙などからのエネルギーによって賄われます(このように書くといかにもスピリチュアルめいて聞こえるかも知れませんが、肉体も紫外線や赤外線等々太陽光などの宇宙からの影響をたくさん受けています)。
この様なことから、人が「音によって癒される」ことはとても自然なことなのです。
自然の音は、誰でも均一にヒーリング効果が得られるものです。水は人間に不可欠なものですし、風も空気をかき混ぜて清涼化するなどの効果がある大切な要素です。人は地球から生まれた生物ですから、共通した波動を持っていますので、水や風の音などに対して、
「嫌い!」という意見が少ないのはこのためです。時に水や風など自然は人間に牙を向くこともあります。しかしながら、その原因は人が「自然をコントロールしようとした結果」であることが多いのは皆さまも理解できるところでしょう。自然を感じ、どう共存するかを考えることも、自らのヒーリングにとってとても大切なことです。
「音楽」など人工的な音は「好き嫌い」がはっきりと分かれるものです。人工的な音は人の生体エネルギー部分との共鳴に個人差があるからです。反面、自分の周波数に合ったものは、そのヒーリング効果もかなり大きくなります。ですから、自分に合った音楽を聴く(それは自分が心地良いかどうか、気持ちが明るくなるか、気分が上がるか……で決めればよいのですから簡単です)ことは素敵なことです。究極まで進化した人間たちも音楽を楽しむ意味がわかります。
是非とも、自然音の心地よい場所や素敵な音楽を探してヒーリングを楽しんで下さい。