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新しい発想を生む「瞑想法」を実践しよう

 今年のバイオリズム傾向を読み解くと、「新しい発想」が人生に彩を加えることが見て取れます。

 「創造する楽しみ」「生み出す楽しみ」「新しいことを見つける楽しみ」「変化させる楽しみ」……。

 そういう観点ではなかなか面白い一年の流れだと思っています。

 

 こんな流れの中で大切なことは、やはり「ひらめき」でしょう。

 探求心、好奇心を深めていろいろなものを見つめる。どこまで既成概念や固定観念を捨て、柔軟になれるか……今年は自分を試す時期でもあります。

 

 一年を盛り上げてゆく大切な「ひらめき」はどのようにして得たらよいのか。

 もちろんさまざまなものを深く追求する気持ちがもっとも大切ですが、それを有効に活用する手法の一つに「瞑想法」があります。

「瞑想法」というと難しく感じる方が多いでしょう。

 イメージとしても禅修行などの難しく、大変そうな感じを持つかも知れません。「瞑想法」の最も大切な目的は「無」になることです。しかしながらこの「無」の解釈がこれまた難しい!

 

 でも難しく考える必要はありません。簡単に「瞑想法」が行える実践法があるのです。

「無我」「無私」などという言葉もありますが、人間の構造を考えると、「我を無くす」「私を無くす」などということは不自然で、自然の法則に反します。基本的にはこのようなことを考える必要は全くありません。「ひらめき」を得るためには、思考を休め、脳にちょっとした刺激をしてあげればよいのです。

 

 ではどうするか。

 未来創学アカデミーには「8の字瞑想法」というのがあります。正式には「SHT瞑想法」といいますが、ある呼吸法と瞑想法を組み合わせたものです。

 SHT呼吸法は以前書いたことがありますが、ちょっとコツが必要なので、ここでは省きます。呼吸は普通の呼吸で結構です。ちょっと深呼吸くらいが良いでしょうか。

 

 「SHT瞑想法」は次のように行います。

①リラックスして座る(椅子でもOK)

②呼吸を整える

③目をつむり数字の8を思い浮かべる

④その数字をイメージでなぞる

 これだけです。

 

 この瞑想法を5分~10分続けるだけ。

 人は生きている以上、思考を続けます。寝ている間でも夢などをみて思考していることもあります。この「思考」を一時的にでも断ち切って、休息させることがこの瞑想法の目的です。「8の字をなぞる」という「意味のない」行為によって思考を一時的に休めることが出来るはずです。

 もちろん少々の練習は必要かも知れませんが、すぐにリラックスして実践することができるでしょう。呼吸法も瞑想法もイメージトレーニングもその究極はそれほど難しいものではありません。効果的なものは基本的に「シンプル」です。

 

 あなたも思考を整理して、新しいものを生み出す「ひらめき」を実感しましょう。