今年は「新型コロナ・ウィルス」の世界的感染で始まってしまいました。
人間にとってはとても「厄介」な「ウィルス」ですが、彼らも「生物」である以上、自然の中では生き延びようと必死なのでしょう。自然界のシステムは人間の都合に関係なく動いていることを再び思い知らされます。これからも、何度も起こりえる事態ですし、人間が自然に対して「驕ってはいけない」という戒めにしなくてはならないでしょう。
こんな事態の中で注目されるのが「免疫力・抵抗力」です。
人間のヒーリング能力にご興味のある方も多いことかと思いますが、自然治癒能力は大切なものです。医学的には「自然治癒能力」という言葉は使われないようですが、ヒーリング的に考えると、このパワーはとても大切に感じます。
人間の構造は非常に単純に言うと、「肉体的部分」と「エネルギー(生命力)的部分」で構成されます。西洋医学は主にこの肉体的部分に働きかけます。そしてヒーリングはエネルギー部分を修復する手法と言えるでしょう。このエネルギーの「修復力」が自然治癒能力と言えるのです。
人にはそれぞれ一定の波長があり、固有の周波数を持っています。その波長が何らかの原因で乱れてくると、自分に備わっている治癒力が低下するのです。この乱れを修正するのがヒーリングです。
基本的な考え方は医学的なものと同様です。
医学では、足りなくなった栄養素を補給したり、異常を起こした細胞に薬などを処方することによってバランスを保とうとします。外科的な処置はちょっと異なり、ケガや故障、また正常でない細胞などが発生したりしたときに、それを物理的に処置します。しかしながらここでも治癒能力は大切な働きをします。
外科的に処理したときに、例えば切除した臓器なり皮膚が、自然に治っていかなければ手術そのものが成り立ちません。このように自然治癒能力は大切なものです。
しかしながらヒーリングにもまだまだ弱点はあり、基本的に「先天的」なものにはあまり効果がないように感じます。
最近は医学分野では目覚ましい進歩があります。まさに毎日のように新しい薬が開発され、新しい技術が生まれ、今まででは難しかった病気も治るようになって来ています。人間の探求心は素晴らしいものだと思います。
「クリスパー・キャス」と言われる技術なども注目すべきもので、とうとう遺伝子に直接働きかけることが出来るようになった技術のようです。先天性の疾患にも有効になるかも知れません。
とはいえ、これらの技術も当然ではありますがエネルギーのない、死んでしまった細胞に効果はありません。
ヒーリングによって生命力を活性化し、そんな新しい技術に対してもサポートが出来るのではないでしょうか。
そんな観点でもヒーリングの必要性があるのだと思います。肉体的に働きかける薬や技術、そして生命力に働きかけるヒーリング。これらのバランスが人間には大切なのだと考えています。