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コロナ改革!?

 アベノマスクすらいまだに届かない中で、国会での審議が気になります。

 検察庁法改正の審議です。べつにどの政党に肩入れするわけでもありませんが、この法案の提案については「違和感」を感じます。どこぞの大臣の言葉みたいですね。

 

 どのような社会状況下であっても、必要な法は改正されなければならないし、どんどん審議はしていただきたいのですが、この法改正のどこに「必要火急」の理由があるのか、まったく理解できません。私が理解できないだけなのかもしれませんが、それはそれで国民にも理解できる理由を説明していただきたいものです。

 明確に言って、この審議のやり方には反対です。法解釈の変更が多すぎます。とにかく今の政府は「説明責任」をあまりにもないがしろにしていて信用ができません。猛省を促したい。厚労大臣の「誤解」発言などは、すでに許されないレベルでしょう。

 

 ところでこの問題でもう一つ、別の視点で興味深いことがあります。

 それは国民がSNSにおいて、この法改正に猛反対していることです。それのなにが興味深いかというと、大変申し訳ない言い方かもしれませんが、今まで政治的話題を積極的に発信していたとは思えない方々、芸能人の発信が目立つことです。

 何故、今回の法改正において急に発信が増えたのでしょうか。今までも政府のやり方で納得がゆかないものは数多くあったはずです。また今回の法改正はなかなか理解が難しい部分もあります。別に裏に何か特別な事情があるのではないと思われますが、不思議です。

 

 でも、さまざまな人が今回のコロナ禍で自粛をし、そしてその空いた時間で社会を考えたとしたなら、それは素晴らしいことです。

 

 今回のコロナで、政府の対応は遅れに遅れています。それは緊急事態で今までに体験したこともない事態ですので致し方ないことでもありますが、それにしても「誤解」「違和感」発言や不透明なアベノマスク発注先、検査体制の遅れ等、とにかく現在の「説明責任」のなさにはあきれます。

 

 しかながら基本的に、そんな政府を支持したのは「国民」です。

 次には「民度」が問われます。

 

 今回のコロナ対策責任者は一体どなたなのでしょうか。こんなことも明確にイメージできない体制には辟易しますが、そんな中で、さまざまな方が社会問題、政治に興味を持ったことは良かったことなのでしょう。

 

 いろいろな方々が社会に興味を持ち、よりよい社会を考えるきっかけになったとしたなら、この厳しい時間も有意義なものとなったのでしょう。

 少なくともそう信じたいものです。