· 

風を感じてオーラ・チャージ!

 こんな「巣ごもり」生活の中でも、視点を変えるとふとした気づきがあるものです。

 

 今年の夏は、長雨の後に酷暑が続き、エアコンのお世話になる機会が多かったのではないでしょうか。

 そんな中でも、今年ほど「換気」ということが意識されたことはないでしょう。

 

 これからの季節、外は次第に冬に向かい、外気温も下がって来ますが、それでもコロナ・ウィルスが減らない限り、「換気」を意識する事態は続きます。面倒なものです。

 

 しかしながら、そうは言っても短い期間ではありますがエアコンの必要がない、春先のちょっとした陽気や、今の季節の穏やかな日は、「換気」という意味だけでなく、部屋を吹き抜ける空気の流れが爽やかに感じられるのではないでしょうか。部屋を通る風が何とも心地よく感じられます。

 エアコンも素晴らしい技術ではありますが、やはり自然の風は心地よいものです。

 

 そもそも「風」とは空気の流れを指す言葉ですが、「雰囲気」を表す言葉としても使われます。「今、自分に風が吹いている」とか、「このプロジェクトには追い風だ」とかです。

 

 すなわち古来から、この「風」という言葉は、人間の発するエネルギーの流れを自然現象の「風」になぞらえて使っていたのです。

 

 人の生体エネルギー、すなわちオーラには刺激が必要です。

 巻頭でも「オーラには好奇心が必要」だと書きましたが、それと同様にオーラに必要な刺激が「波動」です。

 宇宙のあらゆる存在には「波」があります。人間も例外ではありません。ですから、人は「波」に安心感を感じます。

 

 これは風だけでなく、水の流れが織りなす「波」も同じです。

 海辺の波にヒーリング効果を感じることがあるでしょう。今の季節であれば、紅葉した山々にも感じることでしょう。人工的なものでも絵画や音楽なども色や音の波動を持っています。

 

 人が、さまざまな「波」にヒーリング効果を感じるのは、それらが自分のオーラの波動と同調し、そこに安定が生じるからです。波はあなたにヒーリングをもたらします。

 もちろんそれにも限度があり、嵐のような風には恐怖を感じますし、大荒れの海にも同じように恐怖を感じます。人も怒り狂った人には恐怖を感じ、落ち着いた人には安心感を感じることでしょう。

 

 このように、人と「波」には密接な関係があります。

 

 昨今のようなコロナ禍にあっては、なかなか旅行に出かけることさえ憚られるし、感染にも気を付けなければなりませんが、籠ってばかりでは肉体的・精神的な部分だけでなく、オーラも沈んでしまいます。

 ですから思考も内向きになり、判断さえ鈍ってしまうこともあります。

 

 こんな時期だからこそ、積極的に波動を浴びる必要があります。

 人工的な「色」や「音」だけでなく、人を創った「大自然」に身を置くことも是非、やっていただきたいです。

 密も避けられ、オーラも刺激され、生き生きです!