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雨の日を楽しむ-雨音の効用

 7月に入りますが、まだ「梅雨」は続いているでしょうか。今年はどうやら「空梅雨」かもしれません。

 

 きわめて湿度の高いこの時期はカビや食中毒などもあり、日本では夏の始まりの鬱陶しい季節です。実際に感覚的にはあまり嬉しくない季節と言えるでしょう。

 こんな鬱陶しい季節ではありますが、避けることが出来ないのなら、せめて積極的にこの季節を楽しんでみよう! ということで、今回はこの季節のスピリチュアル的な楽しみ方をお話ししてみようと思います。

 

 ここでは「雨音」を活用します。

 ヒーリング・スポットの典型に「陸と水が接する場所が良い」ということはすでに何回かお話ししていますが、皆さんも「海辺や川辺、滝などで癒される!」という方も多いのではないでしょうか。

 これは「マイナスイオン効果」であるなどという説もありますが、未来創学的に申しあげれば、「音」の効果が非常に高いのです。

 

 人間を構成するものには肉体という物質的部分と魂や霊などと言われるエネルギー的な部分がありますが、後者のエネルギー部分は個人によって特定の波長を持っていて、これを整える作用がヒーリングです。

 ヒーリングは人と人との間で行われるだけでなく、人と自然との関わりの中でも作用することがあります。この「波動調整」が出来やすい場所をヒーリング・スポットなどというのですが、この条件の一つが「水」若しくは「水の音がある」場所ということです。

 

 つまり水の音を聞くことでヒーリング効果を得ることが出来るということなのです。

 

 「1/f揺らぎ」という言葉を聞いたことがあるかも知れません。

 これは世界中で研究が進んでいる概念で、「生体のニューロン(神経細胞)が生体信号として電気パルス(電気信号)を発射しており、細胞の発射間隔を調べたところ、その間隔が1/f揺らぎをしている」という報告があります。水のせせらぎなどにも、この法則があり、それが人間のエネルギー波長と影響し合うことでヒーリング効果が出ます。

 

 海辺や川のせせらぎなどの自然音を聞きに行くには時間も手間もかかりますが、この季節はかなりの確率で「雨音」を聞くことが出来ます。それも身近にです。これを活かさない手はない! ということです。

 

 有効な方法は二つあります。

 

 一つは室内で行う方法で、出来るだけ人工音を減らし(テレビの音や人の声、音楽など)、本を読んでください。それも内容はあまり難しいものより小説などの気楽に没頭できるものが良いでしょう。そうすることによって無意識に雨音の波動を感じ、生体エネルギーを調整することが出来ます。

 

 もう一つは、雨の日に積極的に外に出ること。

 豪雨のときは別ですが、傘をさして公園などを散歩します。そうすると自然に呼吸が深くなり、雨音の効果も直接得ることが出来、大きなヒーリング効果を得ることが出来ます。

 

 この季節を是非、前向きに楽しみましょう。