今回は、「予感」についてお話ししてみたいと思います。
ほとんどの皆様は「予測能力」というと、「そんなものは特殊な人にしか備わらない能力でしょ!」と感じるかも知れません。
でも言葉を変えて「予感」というと、「それなら私も感じることがある!」となるのではないでしょうか。そうなんです。基本的に予測能力と予感は同じものです。予感を日常的に感じることが出来るようになれば、それは立派な予測能力となります。
さて本誌冒頭の学長コラムで、「今年は動くことが大切」で、「それにはタイミングが大事」とお話ししました。変化の一年を充実させるために、この未来を読む力を鍛えていただきたいと思います。
あらためて正確に言うと、「未来を読む」というのは若干問題があります。
今までの長いチャネリング経験により、「未来は決まっていない」という事実を感じているからで、「これから先の流れの傾向」を読む、「社会=人間の思考と行動の方向性」を感じる……というのが正解でしょう。
まずはこの部分を押さえた上で、予感の鍛え方を考えてみたいと思います。
社会や集団が動いてゆくとき、そこには人の思考が必要です。「この点はこうして行こう!」「このような方向に持って行こう!」という考え方です。
このようにして社会は動くのですが、これを感じる能力が「予感」です。人間は何かを考えるときに必ずオーラを発信します。オーラは人間の生命力、すなわち「生体エネルギー」が発する電気信号のようなもの。ですから同じ人間であるあなたもオーラを発していて、また他人のオーラを感じることも出来る能力が備わっています。
実は、これは人間の間だけに感じられるものではなく、自然界のオーラもある程度は感じられるようになっています。何故なら、人間も地球に生まれた(地球が生んだ)存在であるからで、そのために災害なども感じ取り、予測できる可能性があるのです。
何故、このように前置きを解説しているかと言うと、昨年の能力開発のテーマでもあった「スイッチを入れる」ということに関係しています。
ここまでのお話しで、「へー、予感って鍛えられるんだ!」と思ってくれたあなたは、すでに能力開発の第一段階である「スイッチが入った」ことになります。「そんな能力はないよ!」と考えていると、スタートラインにも立てません。
次に行うことは「イメージ・トレーニング」です。これも難しくはありません。
あなたの知りたいこと、やりたいことの先行きをイメージして見てください。この時点ではまだ「あなたの欲する方向=あなたに都合の良い方向」が中心にイメージされます。これを取り除くのが超能力開発の難しい点なのですが、イメージを持ち、そしてそれを考えない時間を持ち、これを何度か繰り返すと、あるとき「予感」を感じる様になります。これが予感の簡単なトレーニング法です。
今年は是非「予感」を鍛えて、より良い生活を手に入れて欲しいと願っています。